「早く来たらよかった」をなくしたい

「もっと早く来たらよかった」

現場でよくいただくお声です。

この言葉には
「いろいろ試したけど、ここに来たら楽になった」
「こんなに変わるなら、最初から来ていればよかった」

という前向きな意味が込められています。

ただ、私たち施術者側からすると
この言葉には少し違った意味も含まれているように感じています。

それは
「本当はもっと早く対応できたはずの状態だった」
ということです。

「早いほど改善しやすい」は絶対法則

これは経験上ではなく、ほぼ“法則”です。

どんな症状でも
早い段階であればあるほど、シンプルに改善しやすいです。

逆に言うと
時間が経てば経つほど、

・原因が複雑になる
・身体がその状態に適応してしまう
・回復までに時間がかかる

という流れになります。

「悪い状態が通常モード」になる怖さ

不調が長く続くとどうなるか。

身体はそれを「これが普通」と認識し始めます。

本来は異常な状態なのに
脳や神経がそれに慣れてしまう。

すると、

・違和感を感じにくくなる
・無意識にかばう動きが定着する
・回復のスイッチが入りにくくなる

こうなってしまいます。

この状態をひっくり返すには
正直、時間がかかります。

「寝ても治らない」はひとつのサイン

本来、軽い疲労や不調は
寝ればある程度リセットされるものです。

それが

・寝ても変わらない
・朝からしんどい
・日をまたいでも続く

これは自己修復が追いついておらず、自然回復が望めない状態です。

こうなってきたら
ケアのタイミングです。

「慢性化=3ヶ月」は遅すぎる?

一般的な医療の目安では
「3ヶ月以上続くと慢性」とされています。

ただ、現場の感覚としては

「1ヶ月続けば十分に慢性」です。

肩こりや腰痛などは特にそうです。

1ヶ月続くということは

・生活動作のクセが固定されている
・筋肉や関節のバランスが崩れている
・回復しきらない状態が続いている

ということ。

さらに3ヶ月を超えてくると

・複数の原因が絡み合う
・別の部位にも影響が広がる
・改善スピードが落ちる

という状況になりやすいです。

慢性化と年齢の関係

慢性的な不調を抱えたまま
年齢を重ねていくとどうなるか。

・回復力が落ちる
・選択できる施術や対策が減る
・改善に時間と回数が必要になる

つまり「できること」がどんどん減っていく
ということです。

来院が遅いことで起こること

状態が進行してしまうと

・整体だけでは対応が難しいケース
・そもそも施術ができない状態

になることもあります。

本来であれば
もっとシンプルに整えられたものが、

タイミングを逃すことで
難易度が上がってしまう。

これは非常にもったいないことです。

こんな状態はすぐにご相談ください

以下のような状態が出てきたら
我慢せずに早めのケアをおすすめします。

  • 起き上がるのがつらい
  • 立ち上がる時に痛みがある
  • 座っているのがしんどい
  • 寝返りで目が覚める
  • 歩くと違和感や痛みがある

これらは日常の基本動作ですが、これらに支障が出てくると施術を受けるべきサインです。

「早く来ればよかった」をなくすために

「もっと早く来たらよかった」

この言葉は嬉しい反面、
できれば聞かなくていい言葉でもあります。

本来は

「ちょうどいいタイミングで来れた」
これが理想です。

そのために大切なのは

・我慢しすぎないこと
・様子を見すぎないこと
・違和感の段階で動くこと

です。

まとめ

不調は

「早ければ早いほど、シンプルに改善しやすい」

そして

「遅れれば遅れるほど、複雑になる」

これは例外の少ない事実です。

「そのうち治るだろう」ではなく
「今のうちに整えておこう」

そんな意識を持っていただけると

「早く来ればよかった」は
確実に減っていきます。

著者紹介

川崎省吾

兵庫県明石市市の整体院「朝霧整体院」院長

JCM認定カイロプラクター 施術歴24年

平成16年に「朝霧整体院」開院

骨盤や頭蓋骨をはじめ全身の歪み調整を行うことで「寝たら治る体作り」を目指し、日々施術活動にまい進している。

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