初診の際によくご質問を受けるのが「何か日常生活で気をつけたらいいことってありますか?」。
正直言っていろいろあるのですが、ある意味真っ先に取り組んでいただきたいのが「スマホ対策」です。
いわゆる「デジタルデトックス」ですね。
今やスマホは生活必需品ですし、仕事でもプライベートでも欠かせない存在になっています。
ただその一方で、体の不調とスマホの関係を感じる場面も非常に増えました。
首こり・肩こり・頭痛・眼精疲労・不眠・自律神経の乱れ…
実は「スマホ時間」が大きく関係しているケースも少なくありません。
今回は整体師目線で「なぜスマホが体に負担をかけるのか?」そして「どう付き合えばいいのか?」を書いてみます。
スマホが体に悪い理由5つ
首に強烈な負担がかかる
スマホを見る時、多くの方が下を向きます。
頭の重さは約5kg前後あると言われていますが、下を向く角度が深くなるほど首への負担は何倍にも増えます。
つまり長時間のスマホ姿勢は、
「5kgの重りを首で支え続けている状態」
のようなイメージです。
これが首こり・肩こり・頭痛の原因になりやすいのです。
呼吸が浅くなる
スマホを見ている時って、気づけば前かがみになっていませんか?
前かがみ姿勢になると胸が縮こまり、呼吸が浅くなります。
また手元のスマホに集中することで呼吸を止めてしまうこともあります。
呼吸が浅くなると、
・疲れが抜けにくい
・自律神経が乱れやすい
・集中力が落ちる
・イライラしやすい
など、全身に影響が出やすくなります。
目と脳が休まらない
スマホは情報量が非常に多いです。
動画、SNS、ニュース、LINE…
次から次へと刺激が入ってきます。
特に夜にスマホを見ると脳が興奮状態になりやすく、「眠いのに寝れない」という状態にも繋がります。
寝る直前までスマホを見る習慣がある方は要注意です。
同じ姿勢が長く続く
慢性症状にお悩みの方は、筋肉が動かないことによりかたまっていることがほとんどです。
スマホを見ている時は、
・首固定
・肩固定
・腕固定
・背中固定
になる傾向があります。
つまり「微動だにしない時間」が増えていきます。
この状態が続くと血流も悪くなり、筋肉や関節が固まりやすくなります。
電磁波の影響
最近では「電磁波」を気にされる方も増えています。
電磁波については様々な意見がありますが、整体の現場でも
「スマホを長時間触っている方ほど疲労感が強い」
「寝る直前までスマホを見ている方ほど睡眠の質が低い」
と感じるケースは少なくありません。
特にスマホはかなり近距離で長時間使用するため、体への負担を全くゼロとは考えにくい部分もあります。
「必要以上に密着させない」
「就寝時は距離を取る」
などの対策がおすすめです。
なぜスマホはやめられないのか?
これは意志が弱いからではありません。
スマホは「脳がハマりやすい仕組み」になっているからです。
SNSの通知、動画、短い刺激の連続…
これらは脳に「次も見たい」という反応を起こしやすいと言われています。
しかも疲れている時ほど、
「何も考えずに見れるスマホ」
に逃げやすくなります。
ですので大事なのは、
「完全にやめる」
ではなく、
「距離感を整える」
ことだと思っています。
スマホが原因で起こりやすい不調
- 首こり
- 肩こり
- 頭痛
- 眼精疲労
- 猫背
- 巻き肩
- 顎の緊張
- 自律神経の乱れ
- 不眠
- めまい
- 手のしびれ
- 集中力低下
- 慢性疲労感
特に最近は、
「何をしても疲れが抜けない」
という方にスマホ時間をお聞きすると、かなり長いケースが増えています。
スマホとうまく付き合う対策
まずは「使用時間」を知る
iPhoneでもAndroidでも、使用時間を見る機能があります。
まずは現実を知ること。
これが第一歩です。
「こんなに見てたの!?」
となる方は結構多いです。
スクリーンタイムなどの機能を使い、制限への意識を強めるようにしましょう。
30分に1回は姿勢を変える
ずっと同じ姿勢が一番良くありません。
・立つ
・肩を回す
・首を軽く動かす
・深呼吸する
これだけでもかなり違います。
タイマー機能など使って、30分に1回軽く体を動かす習慣を作るのもおすすめです。
寝る30分〜1時間前はスマホを見ない
睡眠の質を上げたいならかなり重要です。
光の刺激や情報をシャットアウトすることは、脳の急速に大きく寄与します。
夜だけでも「脳を休ませる時間」を作ってあげましょう。
スマホを見る位置を上げる
下を向く角度が深いほど首への負担は増えます。
できるだけ顔の高さに近づけるだけでも違います。
スマホから距離を取りましょう
これは姿勢面だけでなく、脳疲労や電磁波対策という意味でも大切です。
特に就寝時。
枕元にスマホを置いて寝る方も多いですが、できれば少し離した位置に置くのがおすすめです。
「寝る直前まで触る」
「寝ながら見る」
「目覚めてすぐ触る」
この流れを変えるだけでも体調が変わる方は多いです。
最後に
もちろんスマホ自体が悪者ではありません。
便利ですし、現代社会では必要不可欠です。
ただ「疲れているのにさらに脳と体を酷使してしまう」のが問題です。
実際施術をしていても
「スマホ時間を少し見直しただけで体が変わり始めた」
という方は少なくありません。
もし最近
- 疲れが抜けない
- 首肩がつらい
- 眠りが浅い
- 常にだるい
そんな状態が続いている方は、一度「スマホとの距離感」を見直してみるのもおすすめです。
まずは
「寝る前30分スマホを見ない」
「使用時間を30分減らす」
このくらいからでも十分です。
体は意外と素直に反応してくれますよ。
著者紹介
川崎省吾
兵庫県明石市市の整体院「朝霧整体院」院長
JCM認定カイロプラクター 施術歴24年
平成16年に「朝霧整体院」開院
骨盤や頭蓋骨をはじめ全身の歪み調整を行うことで「寝たら治る体作り」を目指し、日々施術活動にまい進している。
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