巻き肩は五十肩の原因となる?

こんにちは、朝霧整体院の川崎です。

「肩が上がりにくい」「五十肩かも…?」という方の多くに共通する“ある特徴”があります。

それが 「巻き肩」です。

今回は、五十肩の原因として見落とされがちな「巻き肩」について解説していきます。

巻き肩とは?

巻き肩とは、肩が体の前方に巻き込まれるような姿勢のことです。

簡単に言えば、肩が前に出て、背中が丸まり、猫背気味になる状態ですね。

この姿勢が長時間続くと、肩関節やその周辺の筋肉に過度な負担がかかり、可動域がどんどん狭くなっていきます。

巻き肩のチェック方法

ご自身が巻き肩かどうか、簡単にチェックできる方法があります。

  1. 仰向けに寝てみてください。
  2. 両手を自然に体の横に置きます。

このとき、手のひらが上を向かず、下を向いているようなら巻き肩の可能性が高いです。

これは肩が内側にねじれているサインです。

巻き肩だと腕は上がりにくい!

ぜひ試してみてください。

わざと肩を内側に巻き込むような姿勢(巻き肩)を作って、腕を真上に上げてみましょう。

驚くほど上がりにくく、動かしにくいはずです。

逆に、肩甲骨を後ろに引いて、胸を開いた状態で腕を上げてみると、スムーズに上がるのが分かります。

つまり、巻き肩は肩の可動域を狭くしてしまうのです。

なぜ巻き肩だと五十肩になりやすいのか?

五十肩の原因は一つではありませんが、肩関節の動きの悪さ・血流不足・筋肉のこわばりが大きな要因です。

巻き肩はこれらの要因をすべて助長します。

  1. 肩が前に出ると肩甲骨の動きが制限される
  2. 関節がうまく連動せず、筋肉や腱に負担が集中する
  3. 動かしにくくなることで血流が悪くなる
  4. 放っておくと慢性的な炎症へ…

この悪循環が、五十肩の引き金になるのです。

デスクワークの方は要注意!

特にデスクワークやスマホ操作の多い方は、無意識に前かがみになりやすく、慢性的に巻き肩になっている方が非常に多いです。

姿勢のクセは徐々に蓄積され、気づかないうちに可動域を狭めてしまいます。

「最近、なんとなく肩が上がりにくい」「肩こりがひどい」という方は、巻き肩を疑ってみてください。

巻き肩の対策

巻き肩を改善するためには、単に「姿勢を正す」だけでは不十分です。

大切なのは、巻き肩を引き起こしている“構造的な原因”にアプローチすることです。

具体的には、以下の2つのポイントが非常に重要になります。

腕の「回内(内ねじれ)」を解消する

巻き肩の方は、多くの場合、腕が内側にねじれた状態(回内)になっています。

これにより、肩関節も内向きに引っ張られ、自然と肩が前に巻き込まれてしまいます。

✅ 対策

  1. 腕のねじれを解消するために、前腕(肘から手首まで)を外旋させるストレッチを取り入れる
  2. 手のひらを上に向ける運動(回外)**で、筋肉のクセをリセットしていく
  3. 整体では、肘〜手首の関節調整や筋膜の癒着を丁寧に取り除きます

肩甲骨の「挙上(持ち上がり)」を抑える

巻き肩の方は、肩甲骨が上に引きあがったまま下がらなくなっているケースが多く見られます。

肩甲骨が上にロックされた状態では、背中や首の筋肉が常に緊張し、腕の可動域も制限されてしまいます。

✅ 対策

  1. 肩甲骨を下げて安定させるエクササイズ(例:肩すくめ→ストンと落とす動作の反復)
  2. 肩甲骨を外から内に寄せる意識で、背中側の筋肉を活性化
  3. 整体では、僧帽筋・肩甲挙筋・広背筋などの過緊張を緩め、正しい位置に戻します

日常で意識すべき姿勢ポイント

  • スマホやPC作業中に顔を前に突き出さない
  • 胸を軽く張るようにして鎖骨を開く意識を持つ
  • 肘を体の近くにキープして肩甲骨を背中に引き寄せる感覚を習慣づける

巻き肩を根本から整えるには

セルフケアだけではなかなか変化を感じにくい方には、整体による調整が効果的です。

当院では、腕のねじれ、肩甲骨の位置、背骨・骨盤の歪みまで含めて、全身のバランスを整えながら巻き肩を改善していきます。

五十肩や慢性的な肩こりを未然に防ぐためにも、巻き肩に気づいた時点で早めの対策をおすすめします。

まとめ

巻き肩は、五十肩の大きなリスクファクターです。

「今はそこまで痛くないから」と放っておくと、気づいたときには肩がまったく動かない…なんてことも。

巻き肩のうちにケアしておくことが、五十肩の予防になります。

気になる方は、ぜひ一度ご相談くださいね。

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著者紹介

川崎省吾

兵庫県明石市市の整体院「朝霧整体院」院長

JCM認定カイロプラクター 施術歴24年

平成16年に「朝霧整体院」開院

骨盤や頭蓋骨をはじめ全身の歪み調整を行うことで「寝たら治る体作り」を目指し、日々施術活動にまい進している。

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朝霧整体院