置いてけぼりの指を調整

毎日使っているのに、一番ケアされにくい場所

施術をしていると「指がかたい人」がとても多いと感じます。肩や腰のように“痛い”と自覚されることは少ないですが、実際に触れてみると指の関節は動きにくく、周りの筋肉も硬くこわばっています。

指がかたくなる理由とは?

指が硬くなる背景には、大きく分けて「使いすぎ」と「加齢」の2つがあります。

● 日常的な使いすぎ

  • スマホやパソコン作業
  • 料理・掃除・仕事での握る動作
  • 同じ力で長時間動かし続ける習慣

こうした動きが続くと、筋肉や腱が疲れ、関節の動きも徐々に制限されていきます。

● 加齢による変化

年齢を重ねると、指の関節・筋肉には次のような変化が起こります。

  • 関節の軟骨や水分量が減り、動きが滑らかでなくなる
  • 筋肉・腱・靭帯の柔軟性が低下して伸び縮みしにくくなる
  • 末端の血流が低下し、指先まで栄養や酸素が届きにくくなる
  • 特に女性はホルモンバランスの影響で、指のこわばり・変形リスクが高まることも

指がかたくなると、こんな症状が出ます

  • 朝、指がこわばって動かしにくい
  • 握る・つまむなど細かな動きがやりにくくなる
  • ペットボトルのフタが開けづらい
  • 手首・肘・肩など、腕全体の不調につながることも
  • へバーデン結節・ばね指・腱鞘炎などの変形や炎症に発展するケースも

指の関節は小さく繊細なため、症状が出ると長引きやすく、放置すると厄介になりがちです。

一番使う場所なのに、ケアは置いてけぼり

肩や腰は痛くなると意識しやすいですが、指は多少の違和感があっても「使えるから大丈夫」と放ってしまいがち。

しかも、毎日使わない日はほとんどないため、休ませるタイミングがありません。

つまり、体の中で最も働いているのに、一番置いてけぼりにされやすい部位が“指”なのです。

指の調整は「コツコツ・じっくり」が大切

指は使用頻度が高いため、施術で整えても元に戻りやすい部位です。特に変形が進んでいる場合は、即改善とはいきませんが、正しくケアしていけば確実に変化は出ます。

当院での指調整のアプローチ

朝霧整体院では、次のような方法で指の機能回復を行っています。

  • 手のひら・前腕から指を動かす筋肉の緊張を丁寧にゆるめる
  • 指の関節一つ一つの“遊び”や動きを確認しながら調整
  • 必要に応じてセルフケア・ストレッチ指導も行います

回復には時間がかかることもありますが、焦らずじっくり整えていくことが一番の近道です。

おわりに

「肩や腰ばかり気にしていたけど、実は指が一番疲れていた」

そんな方は本当に多くいらっしゃいます。

毎日働き続けている指が悲鳴をあげる前に、ぜひ一度ご自身の手を動かしてみてください。動きにくい・痛い・こわばっていると感じたら、それは体が出しているサインです。

小さな指のケアが、全身の不調予防につながります。

著者紹介

川崎省吾

兵庫県明石市市の整体院「朝霧整体院」院長

JCM認定カイロプラクター 施術歴24年

平成16年に「朝霧整体院」開院

骨盤や頭蓋骨をはじめ全身の歪み調整を行うことで「寝たら治る体作り」を目指し、日々施術活動にまい進している。

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