「体が冷える」と何がいけないのか?

夏こそ冷えにご注意を

こんにちは、朝霧整体院のカワサキです。

夏になると、外は暑くても室内ではクーラーが効いていて、意外と体が冷えている…そんな方も多いのではないでしょうか。

人間の体は「夏は体を冷やす」ように働く本能があります。汗をかいたり、血管を拡張したりして、熱を逃がそうとする機能が活発になります。しかし、そこに冷たい風や冷たい飲み物、薄着などが重なると、必要以上に体を冷やしてしまうことも。

今回は、

  • なぜ体が冷えるのか?
  • 冷えると体に何が起こるのか?
  • 冷え対策にはどんな方法があるのか?

整体師の視点も交えてお伝えしていきます。

体はなぜ冷えるのか?

冷えの原因には、以下のようなものがあります。

  • 自律神経の乱れ:交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、血管が収縮しやすくなり血流が悪化します。
  • 筋肉量の少なさ:筋肉は体温を作るエンジンのようなもの。筋肉量が少ないと熱が生まれにくくなります。
  • 血行不良:長時間の座りっぱなしや姿勢の悪さにより、血の巡りが悪くなり、末端が冷えやすくなります。
  • 食生活の偏り:冷たい食べ物・飲み物の取りすぎや栄養バランスの乱れも、冷えを助長します。

体が冷えると、何が起こるのか?

冷えは一時的な不快感だけでなく、さまざまな不調の引き金になります。

  • 免疫力の低下
    体温が1℃下がると免疫力は30%以上低下すると言われています。風邪をひきやすくなったり、回復が遅れたりします。
  • ホルモンバランスの乱れ
    特に女性は、冷えが生理不順やPMS、肌荒れなどの原因になることもあります。
  • 内臓機能の低下
    内臓が冷えると消化・吸収の力が落ち、胃腸トラブルのもとに。
  • 肩こり・腰痛・関節痛の悪化
    血流が悪くなることで筋肉がこわばり、痛みを感じやすくなります。

一般的な冷え対策5つ(セルフケア)

一般的に行われる体の冷え対策として行われるのが

  1. 白湯や常温の水をこまめに飲む
  2. 湯船に浸かる習慣をつける(シャワーだけはNG)
  3. 腹巻やレッグウォーマーなどで体を冷やさない
  4. 冷たい食べ物・飲み物を控える
  5. 軽めの運動・ストレッチで筋肉を動かす

などです。

これらの対策を行ってなおも改善が見られないようでしたら、自身の根本的なコンディションの引き上げに目を向けていくべきでしょう。

整体師の視点から見る冷え対策3つ

骨盤や背骨の歪みを整える

体が歪むと血流が滞り、冷えやすい体になります。歪みを整えることで、体の循環がスムーズになり、自然と体温も上がりやすくなります。

自律神経のバランスを調整する

整体では、頭蓋骨調整や背骨のアプローチによって自律神経を整えることができます。

交感神経と副交感神経のバランスが取れれば、体温調節もうまく働くようになります。

筋肉の柔軟性と働きを高める

ガチガチにこわばった筋肉は、血流を妨げ冷えの原因に。整体で筋肉の緊張をほぐし、血流と代謝を促すことで、冷えにくい体づくりが可能になります。

最後に

「夏の冷え」は自覚がないまま進行することが多く、気づいたときには体調不良が表れていることもあります。

なんとなく調子が悪い、疲れやすい、寝つきが悪い…という方は、もしかすると“冷え”が関係しているかもしれません。

冷えを防ぐには、日常生活でのちょっとした意識と、体の根本から整えるアプローチが大切です。

気になる方は、ぜひ一度、整体によるケアもご検討くださいね。

朝霧整体院