夏に増える“こむら返り”のメカニズムと正しい対処法
「寝ているときに足がつって飛び起きた」
「夏場は特につりやすい」
そんなお悩みを抱える方が、毎年この時期に増えています。
今回は、足のつり(こむら返り)の原因や対処法、つりやすい人の特徴などをわかりやすくご紹介します。
足がつるとは?〜そのメカニズム〜
「足がつる」とは、筋肉が意図せず急激に収縮し、自力で戻せなくなってしまう状態を指します。
とくにふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)に起こることが多く、強い痛みを伴います。
本来、筋肉は脳や神経からの指令で「収縮」と「弛緩」をバランスよく行っています。
ところが、その信号が乱れたり、筋肉が過敏な状態になっていると、一方的に収縮してしまう=つってしまうのです。
足がつる主な原因
夏は特に足がつりやすい季節です。その背景には以下のような原因があります:
- 水分・ミネラル不足(汗で失われる)
- 冷房による冷えと血行不良
- 筋疲労(長時間の立ち仕事・運動)
- 日中の疲れが夜に出る
- 寝返りや足の伸ばし動作が引き金に
つりやすい人の特徴
以下に当てはまる方は、特に注意が必要です:
- よく汗をかく(脱水気味)
- 冷房の効いた部屋に長時間いる
- 立ち仕事が多い
- 運動のあとケアをしていない
- 高齢の方・筋力低下がある
- 妊娠中や下半身のむくみがある
夜中につったとき、どうする?
一般的には「ストレッチで伸ばす」と言われることが多いですが、実は無理に伸ばすことで逆に悪化する場合もあります。
そんなときは、次の方法がより安全で効果的です。
おすすめの安全対処法「縮めてからゆるめる」
- つった足のかかとをお尻に近づけるようにして、ふくらはぎを自分で縮める
- 5〜10秒ほど力を入れて収縮させたあと、ふっと脱力する
- その後、ゆっくりと足首を動かしたり、軽くマッサージする
👉 これは、筋肉の反射的な収縮を一度“リセット”する効果があります。
※ 強い痛みがある場合は無理せず、呼吸を整えてから行ってください
つりやすい人が日頃から気をつけたいこと
- 寝る前に軽くふくらはぎのストレッチやマッサージ
- 水分+ミネラル(麦茶・梅干し・味噌汁など)をしっかり補給
- クーラーで冷えないようにレッグウォーマーやタオルで足元を保温
- 寝る前に足を少し高くする(むくみ軽減)
まとめ
夏は、体内のバランスが乱れやすく、足がつりやすい季節です。
無理に伸ばすのではなく、いったん縮めてからゆるめるという対処法は、より安全で再発予防にもつながるアプローチです。
「寝ていてつってしまった…」そんな時に思い出していただけたら幸いです。
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著者紹介

川崎省吾
兵庫県明石市市の整体院「朝霧整体院」院長
JCM認定カイロプラクター 施術歴24年
平成16年に「朝霧整体院」開院
骨盤や頭蓋骨をはじめ全身の歪み調整を行うことで「寝たら治る体作り」を目指し、日々施術活動にまい進している。
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朝霧整体院でございます。