「昔はこう言われていたのに、今は真逆のことを言われている」──そんな経験はありませんか?
医療や運動に関する知識は、研究の進歩とともに常識が大きく変わってきました。
今日は、かつて当たり前だったけれど、今では非常識とされる「健康の常識」を5つご紹介します。
運動中は「水を飲むな」
昔の常識:運動中に水を飲むと「バテる」「お腹が痛くなる」と考えられ、我慢することが推奨されていました。部活動や体育でも「水は休憩まで飲んではいけない」と言われた方も多いでしょう。
今の常識:脱水はパフォーマンス低下や熱中症の原因。特に夏場の運動では命に関わることもあります。現在は「喉が渇く前に、こまめに少量ずつ」水分を摂ることが推奨されています。
※水だけでなく、汗で失われる塩分(ナトリウム)も重要なため、スポーツドリンクや経口補水液が効果的です。
ケガをしたら「温めろ」
昔の常識:ねんざや打撲をしたら「お風呂で温めて血流を良くすれば早く治る」と考えられていました。
今の常識:ケガの直後は炎症や内出血が進んでいるため、温めると腫れや痛みが悪化する危険があります。現在はRICE処置(Rest=安静、Ice=冷却、Compression=圧迫、Elevation=挙上)が基本です。
炎症が落ち着いたあと、慢性的な痛みや回復期に温めて血流を良くするのは有効ですが、タイミングを間違えると逆効果になってしまいます。
腰痛には「安静第一」
昔の常識:腰痛が出たら「横になってひたすら安静」が推奨されていました。
今の常識:長期間の安静は筋肉の柔軟性や筋力を低下させ、かえって痛みを長引かせます。最近の研究では、痛みが強くない範囲で日常生活を続けた方が回復が早いとされています。
また、ストレッチや整体などで姿勢や筋肉のバランスを整えることも有効です。「安静」よりも「適度に動かす」が新常識になっています。
ストレッチは「運動前に長くゆっくり」
昔の常識:運動前はしっかり前屈などの静的ストレッチを長く行うことが大事とされていました。
今の常識:運動前に静的ストレッチを長く行うと、筋肉の反応が鈍り、瞬発力やパフォーマンスが低下することが分かっています。今は「動的ストレッチ(ラジオ体操や軽いジャンプなど)」で体温と心拍数を上げ、体を動きやすくすることが推奨されます。
静的ストレッチは運動後のクールダウンやリラックスのために取り入れるのが良い、とされています。
日焼けは「健康の証」
昔の常識:真っ黒に日焼けしていると「体が強い」「元気な証拠」と言われていました。
今の常識:紫外線はシミやしわ、皮膚がんのリスクを高めることが分かっています。健康のためには過度な日焼けを避け、日焼け止めや帽子で紫外線対策を行うのが推奨されています。
適度な日光浴はビタミンDの生成に必要ですが、浴びすぎは害になるため「ほどほどに」が大事です。
まとめ
昔の常識は、その時代の知識や経験に基づいたものですが、科学が進歩した現在では通用しないことも多くあります。
- 水を我慢するより、こまめに水分補給
- ケガ直後は温めずに冷却
- 腰痛は安静よりも適度な運動
- ストレッチは運動前後で使い分け
- 日焼けは「健康の証」ではなく「リスクの証」
👉 朝霧整体院では、最新の知識を取り入れながら患者さん一人ひとりの体に合わせたケアをご提案しています。
「昔からこう言われているけど、本当はどうなの?」と疑問があれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。
著者紹介

川崎省吾
兵庫県明石市市の整体院「朝霧整体院」院長
JCM認定カイロプラクター 施術歴24年
平成16年に「朝霧整体院」開院
骨盤や頭蓋骨をはじめ全身の歪み調整を行うことで「寝たら治る体作り」を目指し、日々施術活動にまい進している。
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