「痛みを良くするには、とりあえず筋肉をつければいいんですよね?」
そんなふうに、不安そうに相談される方はとても多いです。
まずお伝えしたいのは、
あなたの痛みは“筋肉が足りないから”とは限らないということ。
そして、筋トレをしてこなかった自分を責める必要もありません。
筋肉があっても痛みは出る
鍛えている方、スポーツ選手でも痛みに悩む人はたくさんいます。
これは、筋肉があれば痛みがゼロになるわけではないからです。
特にアスリートは、
競技特性上どうしても 高負荷・繰り返し動作・衝撃 がかかります。
筋力が十分あっても痛みが出る理由はここにあります。
筋肉が少なくても痛くない人もいる
反対に、細身で筋肉量が少なくても痛みなく生活できる人もいます。
そこで大切になるのが、
その人の生活に“見合った筋力”があるかどうか。
日常生活を健康に過ごすことが目的の方が、
スポーツ選手のような筋力を必要とする場面はほとんどありません。
あなたが日々の生活を無理なく送れるだけの筋力があれば、それで十分です。
痛みが強い状態で筋トレは逆効果
「まず筋トレから頑張ります!」と気合を入れても、
実際には痛みが邪魔をして思うように動けないことが多いですよね。
痛みが強い状態で筋トレをすると、
・かばい動作が出る
・余計な力みが生まれる
・動きのクセが強くなる
など、かえって負担が増えることがあります。
まずは、
痛みなく動ける体を取り戻すこと が最優先です。
一番良くないのは「不動」
痛むと怖くて動けなくなりますよね。
ですが、動かさないまま放っておくと、筋肉も関節もどんどん固まり、
さらに痛みが出やすくなってしまいます。
大きく動かす必要はありません。
痛まない範囲で少しずつ動かすことが、とても大切です。
本当に大切なのは「体が本来の機能を発揮できているか」
痛みを左右するのは、筋肉量そのものよりも
・関節がしなやかに動くか
・必要な筋肉が必要な時に働けているか
・体が滑らかに連動して動くか
といった“体の機能”です。
そして、それを妨げるのが
・姿勢のクセ
・筋膜の硬さ
・神経の過敏性
・不動(動かさない時間)
などです。
医学的にも慢性痛は
“筋肉量”より“機能的な動き(Functional Movement)”のほうが改善に直結する
とされています。
つまり、
日常生活に見合った筋力が自然に発揮できる体へ整えることが最優先
ということです。
まとめ —— 焦らなくて大丈夫です
痛みの原因を「筋肉不足」と言われると、自分を責めてしまう方も多くおられます。
ですが、痛みの原因はもっと複雑で、筋肉量だけでは決まりません。
あなたの体には、本来ちゃんと動ける力があります。
その力を取り戻すお手伝いをするのが、私たちの役目です。
まずは痛みを整え、
“無理なく動ける体の土台”を作ること。
筋肉をつけるのは、そのあとでじゅうぶんに間に合います。
気になることがあれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。
お体は必ず良い方向に変わっていきます。
著者紹介
川崎省吾
兵庫県明石市市の整体院「朝霧整体院」院長
JCM認定カイロプラクター 施術歴24年
平成16年に「朝霧整体院」開院
骨盤や頭蓋骨をはじめ全身の歪み調整を行うことで「寝たら治る体作り」を目指し、日々施術活動にまい進している。
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